やることが多すぎる！時間がないあなたにオススメの時短アイデアを紹介

いままでに一度は「1日が24時間じゃなくて、あと2時間でも長かったらいいのに…」と、感じたことはありませんか？
やるべきことを片付けていたら、やりたいことを行う時間やゆっくり休む時間がなく、ストレスが溜まっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「やることが多すぎる」「時間がない」と感じる方にむけて、時間をつくるためのヒントや時短のアイデアについてご紹介します。

結論

「やることが多すぎて時間がない」と感じる原因は？

現状を解決するためには、「時間がない」と感じている原因を把握することが必要です。

• 予定管理が苦手
• 「やっておいた方がよいこと」をやり過ぎる
• 全部自分でやろうとしてしまう
• 完璧主義すぎる

予定管理が苦手

予定管理が苦手なことは、「時間がない」と感じる原因の一つとされています。

例えば、「何にどのくらいの時間がかかるのか」が把握できていないと、予定を詰め込みすぎてしまうことに繋がります。
また、「いつまでに終わらせておけば良いのか」が把握できていないと、締め切り直前に「時間がない」と焦ってしまうこともあるでしょう。

「やっておいた方がよいこと」をやり過ぎる

物事には下記の4パターンがあります。

• やらなければならないこと（must）
• やっておいた方がよいこと（better）
• やらなくてもよいこと
• さらに加えて、「やりたいこと」

「やっておいた方がよいこと」は「急ぎではないけど、時間があるうちにやっておいた方が良いと感じること」や「今は必要ないけれど、後で必要になるかもしれないから用意しておこう」というようなことを指します。

事前に色々と備えておくことは大切なことですが、「やっておいた方がよいこと」は考え出すとキリがありません。
「やっておいた方がよいこと」に時間を取られ過ぎると、「やることが多すぎて時間がない」と感じることに繋がります。

全部自分でやろうとしてしまう

「やることが多すぎて時間がない」と感じる方の中には、人を頼ることが苦手でなんでも自分一人でやってしまおうとする方も多いのではないでしょうか。

しかし、時間がない中無理に一人でやろうとすると、疲れでミスをしてしまったり、作業効率が落ちてしまったりすることもあります。

最近では、困ったときに誰かに助けを求めることができる力として「受援力（じゅえんりょく）」という言葉も出てきました。人に頼ることが苦手な方は、「受援力ノススメ」（著：吉田穂波（医師・医学博士)）¹⁾を参考に、”助けられ上手”を目指してみることも良いかもしれません。

完璧主義すぎる

完璧主義の方は「責任感が強い」「最後まで手を抜かない」という素晴らしい長所をもっておられますが、完璧主義すぎることが「時間のなさ」に関係している場合があるようです。

「すべて完璧にしなければ」という強いこだわりが、自分を苦しめている原因になっているかもしれません。

まずは「時間を決めて取り組む」「8割できていたらよしとする」「限られた時間の中で達成できたことに目を向ける」など意識的に考え方を変えることで、少しずつ気持ちが楽になってくるかもしれません。

時間をつくるためのヒント

1日の時間は24時間と決まっています。「やらなくても良いこと」「必要ないこと」を減らし、大事な自分の時間をどのように使うか、しっかり考えることが大切です。

「自分がやりたいと思うこと」により多く時間がかけられるよう、自分にあった解決方法を取り入れてみましょう。

• to doリストをつくる
• 優先順位をつける
• すぐに終わることから片付ける
• マルチタスクを辞めてみる
• 隙間時間を無駄にしない
• 効率化できることがないか見直す

to doリストをつくる

「やることが多すぎて時間がない」と感じている方は、自分がなぜ忙しいのか把握できていない方も多いようです。

「やらなければならないこと」「やっておいた方がよいこと」「やりたいと思っていること」等のto doリストを作ってみましょう。紙に書き出すだけでも、頭の中を整理することができます。

優先順位をつける

to doリストをつくったら、重要度や緊急性などを考慮して優先順位をつけてみましょう。
優先順位をつけることで、「今やらなくてもよいこと」も見つけることができる場合も。

すぐに終わることから片付ける

すぐに終わることや取り組みやすいことは、先に片付けてしまうこともオススメです。
to doリストの項目が一つ減るので、「一つ仕事が終わったな」と気持ちが楽になると思います。

マルチタスクを辞めてみる

いくつかの作業を同時に進行させるマルチタスクは、一見効率が良いように思えます。
しかし、「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」と脳に強いストレスがかかり、注意力が散漫になって生産性が悪化することもあるようです。

まずは目の前の作業に集中し、一つずつ確実に終わらせていくことも必要かもしれません。

隙間時間を無駄にしない

少し時間がある時に、ついついスマホを見てしまう方は多いのではないでしょうか。
SNSを見ていたら、気が付いたら何十分も経っていてびっくりした経験がある方も多いと思います。

隙間時間の一つ一つは5分や10分という短時間でも、積み重なると大きな時間になります。
隙間時間を有効に使うためには、やりたいことをあらかじめリストアップしておくことをオススメします。

効率化できることがないか見直す

私たちは様々なことを行いながら1日を過ごしています。
その中で効率化できることがないか見直し、作業にかかる時間を減らすことで、自由な時間を作り出せるかもしれません。

例えば、ネット通販を利用して買い物に行く時間を減らしたり、献立をルーティン化してメニューを考える時間を減らす・・・などの工夫が考えられます。

家事を時短するポイント

家事の時短につながるポイントについてご紹介します。

• 時短家電を利用する
• ついで掃除を行う
• 通販を利用する
• 食事づくりも時短できる

時短家電を利用する

家事にかかる時間や手間を大幅にカットできるとして、人気が高まっている時短家電。
最近では、様々な種類のものが発売されています。

〈掃除系〉ロボット掃除機、コードレススティック掃除機　など
〈調理系〉電気調理鍋、電気圧力鍋、ブレンダーやフードプロセッサー、食器洗浄機　など
〈洗濯系〉洗濯乾燥機、衣類スチーマー　など

ついで掃除を行う

掃除用具を家の中の色々なところに置き、気になったときにすぐに掃除ができるようにしておくと、「〇〇のついでに掃除する」ことができるため便利です。

トイレに入った時に便座シートで拭いたり、お風呂のついでに浴槽や浴室を洗ったり、歯磨きの際に手洗い場を掃除するなど、何かのついでに少しずつ掃除をすることで、綺麗な状態をラクに保つことができます。

通販を利用する

通勤途中などの隙間時間を利用してネット通販で日用品などを購入すれば、実店舗に買い物に行く時間を短縮することが可能です。生鮮食品などは食材宅配業者を利用すれば、定期的に自宅まで食材を届けてもらうこともできます。

食事作りも時短できる

家事の中でも一番時間がかかるのが料理です。ここを時短することができれば、大幅に負担を減らすことが可能です。スーパーのお惣菜やコンビニ料理を利用することの他、最近ではミールキットや宅配食品といったサービスも注目されています。

食事作りを時短する工夫

食事作りにかかる時間は、献立作成から後片付けまでを含めると1日に平均2時間13分といわれています³⁾。
以下では、食事作りを時短するポイントについてご紹介します。

• 曜日ごとに献立を決める
• 便利食材を利用する
• スーパーやコンビニのお惣菜を利用する
• レトルト食品、インスタント食品を利用する
• ミールキットを利用する
• 宅配食品を利用する

曜日ごとに献立を決める

毎日「今日は何を作ろうか」と、献立を考えることは大変ですよね。
でも、ざっくりとでも良いのでその日の料理の方向性が決まっていれば、献立を考えることが少し楽になる気がしませんか？

例えば、

月曜日：中華
火曜日：丼物orカレー
水曜日：和食
木曜日：洋食
金曜日：鍋
土曜日：揚げ物
日曜日：家族からのリクエストメニュー

このように、曜日ごとにある程度メニューを決めておくのはいかがでしょうか。

また、必ずしも決めたルールに従う必要もありません。食べたいものが思い浮かんだ日は、その料理を作っておいしくいただきましょう。

便利食材を利用する

食材の下処理は必要なことですが、意外と手間がかかるので面倒に感じる方も多いのではないでしょうか。

特に野菜は健康のためにたくさん取りたいとは思うものの、たくさんの手間がかかります。

• 洗う
• 皮をむく
• カットする
• 下処理をする　など

そんな方におすすめなのが、カット済み野菜や冷凍野菜です。カット済み野菜は洗ってあることも多いので、すぐに調理に使用することができます。

スーパーやコンビニのお惣菜を利用する

出来合いのお惣菜やコンビニ弁当を購入すること自体に、罪悪感を感じてしまう方もおられるかもしれません。
そういった方は、時間のかかる煮物類や後片付けが大変な揚げ物類などのみ総菜を利用するというような「1品だけ取り入れてみる」という方法はいかがでしょうか。

洗い物を減らすためにはパックのまま食卓に並べても良いと思いますが、お皿に綺麗に盛り付けなおすことで、お惣菜をより美味しそうに見せることができます。

レトルト食品、インスタント食品を利用する

レトルト食品やインスタント食品は、一般的に賞味期限が長いので、常備しておくと便利な食品です。
常温保存できるので、備蓄食品として数日分用意しておくと安心ですね。

しかし、インスタント食品やレトルト食品は、ラーメン・カレー・丼ものなどの単品料理になりがちです。栄養面を考慮すると、お湯を注ぐだけで完成するフリーズドライの野菜スープやみそ汁も、併せて常備しておくと良いでしょう。

ミールキットを利用する

ミールキットは、必要な分量の食材や調味料がセットになっているキットのことです。食材がすでにカットされていたり、調味料も計量されているものもあるため、短時間で食事を準備することが可能です。

店頭で購入できるものもありますが、通販形式で購入するサービスが主流となっています。事前に注文しておけば、冷蔵や冷凍のキットを自宅まで宅配してくれます。

宅配食品を利用する

最後にご紹介するのは宅配食品（宅配食事サービス）です。

宅配食品は自宅や職場などの指定した場所にお弁当を届けてくれるサービスで、「温めるだけで食べることができる」「後片付けが楽」と、食事作りを大幅に時短することが可能です。

宅配食品ってどんなサービス？

食事作りを大幅に時短できる宅配食品。宅配食品の特徴を確認してみましょう。

• 温めるだけで食べられる
• 栄養のバランスを簡単にとることができる
• 家族にあわせた食事を簡単に用意できる
• 豊富なメニューと満足できるおいしさ

温めるだけで食べられる

宅配食品には、冷蔵タイプのお弁当を毎日届けてくれるサービスと、冷凍タイプのお弁当を定期的に宅配してくれるサービスがあります。
電子レンジで温めるだけで食べることができるため、調理が非常に簡単です。

ただし、宅配食品はおかずのみのセットであることが多いので、白ご飯などの主食は用意しておく必要があります。
宅配食品の内容は、事前に確認しておきましょう。

栄養のバランスを簡単にとることができる

管理栄養士が考案したメニューを提供するサービスも多いため、宅配食品を利用することで栄養バランスの整った食事を簡単に用意することが可能となります。

エネルギーや塩分が計算されていたり、野菜が多い商品もあるので、家族の健康に気を使っておられる方にオススメです。

家族にあわせた食事を簡単に用意できる

大人の食事を用意するだけでも大変ですが、そこへ特別な手間が必要な離乳食や介護食などを用意するとなると、さらに大変ですよね。
また、ご家族に糖尿病や腎臓病などのご病気の方がおられる場合は、特別な栄養管理が必要となる場合もあります。

宅配食品は、子ども向けのものや、噛みやすさや飲み込みやすさに配慮したもの、エネルギーや特定の栄養素を制限したメニューを提供している業者もあるので、家族に合わせた食事を簡単に用意することができます。

豊富なメニューと満足できるおいしさ

食事は毎日のことなので、「飽きずに続けられること」や「満足できるおいしさ」は非常に大事なポイントですよね。

宅配食品は、日替わりメニューを用意しているところや、和洋中がそろった数十種類のメニューから選ぶことができるもの等、様々なサービスが展開されています。

また、有名シェフや料理人が監修した宅配食品サービスも増加しており、宅配食品を利用することで栄養バランスとおいしさの両立が簡単にできるところも、魅力の一つだと思います。

宅配食品に興味が沸いたら・・・

以下の記事でおすすめの宅配食品サービスを紹介しています。
様々な企業がサービスを展開していますので、価格や特徴などをチェックし、自分にあったサービスを選びましょう。

まとめ：時間の使い方を見直し、充実した毎日を

1日の時間は24時間。
この限られた時間をどのように使うかは、自分次第です。

時間については多くの偉人たちが、名言をたくさん残しています。

「時間だけは神様が平等に与えて下さった。これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ。」
（本田宗一郎、ホンダの創業者）

「時間の使い方は、そのままいのちの使い方です。」
（渡辺和子、ノートルダム清心学院の理事長）

「時間を上手く使うためには、「明日できることは、あえて今日しない」ことが大切なのです。」
（山西健一郎、日本の経営者）

この機会に時間の使い方を見直していただくことで、皆様の毎日がさらに充実したものになればと願っています。

【参考文献】

1）受援力ノススメ（吉田穂波）

2）第7回全国家庭動向調査報告書（国立社会保障・人口問題研究所）

3）「＃真実のレシピ」調査（旭化成ホームプロダクツ株式会社）