01「60代が一番多い??」
株式会社セイブは、茨城県水戸市に本部を置く地元に根付いた老舗食品スーパー。2019年は、そのセイブにとって創業60周年の年、人間で言えば「還暦」を迎えた年となった。又、2019年は、消費税の引き上げに伴い、キャッシュレス還元事業が始まった年でもある。
創業年に新しい何かを始めたいと考えていたセイブでは、電子マネーの導入を決定。
2005年からブルーチップの提供するリライトカードを利用しているセイブでは、電子マネー導入にあたり、磁気カードから非接触型のICカードへと切り替えることも決定した。電子マネーの入ったカードの取り扱いは現金と一緒。従来のようにチェッカー(レジ担当)が預かる方式では紛失・渡し忘れのリスクがある為、タッチするだけで簡単にお客様自身による決済ができ、なおかつ、1回の読取で電子マネーの決済とポイントの利用が同時に処理できるICカードは、運用上ふさわしいと考えたのである。
しかし、このような仕組みの導入に対し、社内では不安視する声も多かった。
「お年寄りは電子マネーを使うのか?」という疑問である。
ところが、いざ導入してみると…
え?!高齢者の利用率のほうが高い!(特に60代の利用率)
