
節約になると思って自炊をはじめたけど、思ったより食費は安くなってない気がする…



時間も労力も結構かかって、結局コスパは良くないなあ…
一人暮らしの皆様は、お食事の用意はどのようにされていますか?
節約や健康のために、自炊をされている方も多いのではないでしょうか。
しかし、毎日3回の食事作りは、料理が好きな方や得意な方なら苦に感じることも少ないかもしれませんが、料理に苦手意識をもっておられる方にとってはストレスに感じられることもあるでしょう。
また、節約のために自炊をしていても、食材を余って腐らせてしまったり、調理の手間がかかって疲れたり…
思っていたよりもお金や時間がかかってしまい、「これなら外食や買ってきたお惣菜の方がコスパが良いのでは…?」と悩んでしまうこともあるでしょう。
この記事では、そんな一人暮らし自炊のコスパの悩みを解決する方法をご紹介します。
自炊をもっと効率よく、そして必要なときには上手に「手を抜く」方法も含めて、一緒に考えていきましょう!
- 一人暮らしの自炊でコスパが悪くなるのは何故か
- 自炊のコスパを高くする工夫
- コスパ・手間・栄養バランスを両立する解決策:宅配弁当サービスとは?
結論
節約のために自炊を頑張ろうとしたものの、無理をすると逆にコスパが悪くなってしまうこともあります。
大切なのは、「完璧にやろう」と頑張りすぎず、自分に合ったスタイルを見つけることです。
便利食材を使ったり週末に作り置きを準備したりなどで工夫することも良いですが、忙しい日や疲れているときは、宅配弁当の力を借りるのもひとつの手です。
「自炊か、外食か」ではなく、「自炊も、宅配も」うまく組み合わせて、自分にとって心地よく、続けられる食生活を選んでみてくださいね。
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なぜ一人暮らしの自炊はコスパが悪く感じるのか


- 食材が使い切れず、腐らせてしまう
- 1人分の料理は作りにくい
- 調味料や調理器具の初期投資が高い
- 時間と労力がかかりすぎる
食材が使い切れず、腐らせてしまう
一人暮らしの自炊でよくあるのは、食材を使い切れずに腐らせてしまうことです。
スーパーなどの食料品売り場では、例えばキャベツは半玉よりも1玉購入したほうがお得ですし、玉ねぎも1個ずつ購入するよりはネットに数個入っている商品の方が単価が安いことが多いと思います。
しかし、一人暮らしの場合はお得に購入はできても、食材を無駄なく使い切る工夫ができないと、食材を使い切る前に腐らせてしまって無駄になってしまい、結局は高くついてしまうことも。



自炊するつもりで食材を揃えていても、急な外食の予定が入って、
食材を無駄にしてしまうこともあります…
1人分の料理は作りにくい
自炊を始めると、「1人前の料理を作るのって、意外と難しい…!」と感じたことがある方は多いのではないでしょうか。
- 料理本のレシピは2~4人前が基本になっていることが多く、分量調整が面倒
- 使いきれない食材が出てきてしまう
- 作りすぎて、同じ料理を何度も食べ続ける必要がある など



4人前のレシピをそのまま4分の1にしても、
うまくいかない料理もありますよね…
調味料や調理器具の初期投資が高い
一人暮らしを始める際、少しでも自炊をしようとする場合には、フライパンや包丁・まな板など、基本的な調理器具を一通りそろえておく必要があります。
また、油や酢・みりん・醤油などの調味料類は、一度購入すればしばらく使用し続けることが出来ますが、一度に揃えようとすると、結構な出費になってしまいます。
さらに、普段あまり使わない調味料(オイスターソースやスパイス類など)を購入することもあるかと思いますが、「一度しか使っていないのに、賞味期限が…」なんてことにも。
時間と労力がかかりすぎる
食事作りには、調理だけでなく
- 献立を考える
- 買い物に行く
- 買ってきたものを仕分け
- 下ごしらえ
- 後片付け など
様々な作業が含まれています。このため、自炊には想像以上に時間やエネルギーが必要です。
とくに仕事や学業で忙しい一人暮らしの方にとって、これを毎日こなすのは大きな負担となります。
「自炊は節約になる」と分かっていても、疲れて帰ってきた夜に一からごはんを作るのは、正直しんどいですよね。



この「時間コスト」が、自炊のコスパを下げている大きな要因ともいえるでしょう。
コスパを上げる!一人暮らし自炊の工夫ポイント


- まずは「無駄を減らす」ことから
- 作り置きをしておくと、忙しい時の時短につながる
- 電子レンジをうまく活用して調理の手間を減らす
まずは「無駄を減らす」ことから
安く買ったはずの野菜やお肉も、使い切れずに捨ててしまえば、それだけでコスパは下がってしまいます。
まずは、自分の食べる量・頻度に合った買い方を意識することから始めてみましょう。
例えば、いろいろな野菜を食べたいけれど、使い切れずに廃棄してしまうことが多い方には、カット野菜や冷凍野菜がおすすめです。
カット野菜や冷凍野菜を使用するメリット
- 洗わずに使用できる(カット野菜は、一部「洗ってください」と表記されているものもあるので注意)
- 食べやすい大きさにカットされていることが多く、切る手間がかからない
- 冷凍野菜は使いたいときに、使いたい分だけ使用できる
- 洗い物が減る
- 価格が変動しにくい など



カット野菜は割高と思っていたけれど、いろいろな野菜を買って、
使い切れずに余らせるよりは、無駄がなくて良いかも!



下処理や洗い物の時間も短くなって、時短にもなるし、良いですよね。
作り置きをしておくと、忙しい時の時短につながる
忙しい平日に毎回イチから料理をするのは大変ですよね…
休日にまとめて作り置きのおかずを作っておくと、食事づくりがぐっとラクになりますよ。
また、食材をまとめて使用することができるため、食材を無駄なく使用することができます。



きんぴら・ナムル・野菜のソテーなど、シンプルな副菜を数種類作り置きしておくだけで、食卓が一気に充実します。
野菜を下茹でしておいたり、肉や魚に下味をつけて冷凍したり(下味冷凍)というような、半調理食材を用意しておくのも、時短につながるので、おすすめです。
電子レンジをうまく活用して調理の手間を減らす
調理が面倒に感じる理由の一つに、火を使っているので「調理中は、目が離せない」ことが挙げられると思います。
また、一人暮らし用のアパートやマンションのキッチンのコンロは1~2個であることが多く、同時にいろいろと調理するのが難しいことが難点です。
そんなときに頼りになるのが、電子レンジだけで作れる簡単レシピです。
耐熱容器に材料や調味料を入れてチンするだけで、カレーや蒸し鶏、煮物風おかずまで、意外なほど幅広く作ることができます。



火加減の調整も不要なので、料理初心者にも安心ですね。
それでも疲れたら?おすすめの解決策


- 自炊がつらい時は無理をしない
- コスパ・手間・栄養のバランスを両立した「宅配弁当」という解決策
- 自炊派にもおすすめ!併用スタイル
自炊がつらい時は無理をしない
どんなに工夫をしても、「自炊ってなんかしんどい…」と感じる日は必ずあると思います。
仕事でクタクタになった日、心に余裕がない日、献立を考えることすら面倒な日…
そんなときに「自炊を頑張らなきゃ」と自分を追い詰めてしまうと、食べること自体がストレスになってしまいます。



かといって、惣菜やコンビニ弁当や外食ばかりになると、楽だけど、
お金も続かないし、栄養バランスも心配…
だからこそ、自炊が難しいときには「手を抜くこと」を前向きに考えることが大切です。
コスパ・手間・栄養のバランスを両立した「宅配弁当」という解決策
自炊が難しいときにおすすめなのが、管理栄養士監修で栄養バランスに配慮された宅配弁当サービス。
「電子レンジで温めるだけ」「洗い物はお箸だけ」…という手軽さで、調理の手間がほとんどかからず、調理済みのため、食材の無駄がでることもありません。
また、宅配弁当の価格は1食あたり500〜700円程度と、外食よりはリーズナブルな価格となっているため、「コスパ」「手間」「栄養」のバランスをうまくとれる選択肢になっていますよ。
宅配弁当に興味がある方はこちらで15社を徹底比較しているので参考にしてください。
»おすすめの宅配弁当サービスランキング15選!安い・冷凍・対応地域まで徹底比較!
自炊派にもおすすめ!併用スタイル
とはいえ、毎日宅配弁当にすると飽きてしまったり、価格面で気になったり…
「忙しくて時間はないけど、料理が好き。だから自炊も楽しみたい」という方も、もちろんおられるでしょう。
そういった方には、「忙しい平日は宅配弁当、週末は自炊を頑張る」というように、併用することもおすすめです。
使い分けることで、自炊の負担感はぐっと減り、ムダもストレスも減らすことができるのではないでしょうか。



冷凍の宅配弁当だったら、週末に作り置きを頑張れた週は宅配弁当を使用しないこともできそう。お守り代わりに冷凍庫に常備しておくと、心強いかも!
宅配弁当サービスってどんなサービス?


- 栄養士監修で健康にも配慮◎
- 【時短が叶う!】調理の手間を大幅にカット!
- 豊富なメニューと満足できるおいしさ
栄養士監修で健康にも配慮◎
管理栄養士が考案したメニューを提供するサービスも多いため、宅配弁当を利用することで栄養バランスの整った食事を簡単に用意することが可能となります。



健康には気を付けたいけど、栄養バランスを考えるのって難しい…
宅配弁当を用意するだけで栄養バランスが整うのはありがたいです!



栄養管理がされているものは、時短目的だけでなく、
ダイエット中の方にもオススメです。
【時短が叶う!】調理の手間を大幅にカット!
食事作りにかかる時間は、献立作成から買い物・後片付けまでを含めると平均2時間13分かかるといわれています。
一人暮らしの方は、帰宅が遅くなると夕食づくりにかける時間がそのまま貴重な自由時間を圧迫してしまいますよね。
食事作りを時短することができれば、自由な時間がかなり増えると思いませんか?
宅配弁当は冷蔵タイプのお弁当を毎日届けてくれるサービスと、冷凍タイプのお弁当を定期的に宅配してくれるサービスがあります。どちらも、電子レンジで温めるだけで食べることができるため、調理が非常に簡単です。
ただし、宅配弁当はおかずのみのセットであることが多いので、白ご飯などの主食は用意しておく必要があります。
宅配弁当の内容は、事前に確認しておきましょう。



帰宅が遅くなると、夕食時間も遅くなりがち。
すぐに食べられるって、すごく嬉しいかも…!
豊富なメニューと満足できるおいしさ
食事は毎日のことなので、「飽きずに続けられること」や「満足できるおいしさ」は非常に大事なポイントですよね。
宅配弁当は、日替わりメニューを用意しているところや、和洋中がそろった数十種類のメニューから選ぶことができるもの等、様々なサービスが展開されています。
また有名シェフや料理人が監修した宅配弁当サービスも増加しており、宅配弁当を利用することで栄養バランスとおいしさの両立が簡単にできるところも、魅力の一つだと思います。



宅配弁当を利用することで、自分では作らないような
メニューも手軽に楽しむこともできますね!
宅配弁当サービスを取り入れる際の注意点


- 量が合わない可能性がある
- 配達時間や受け取り方法に制限があることも
- コストが高くなりやすい
量が合わない可能性がある
宅配弁当をいざ食べてみると、人によっては「思ったより量が少ない」「物足りない」といった感想を持たれる方もおられるようです。逆に小食の方には、「ちょっと多いな」と感じられることも。
一部のサービスでは、「通常商品よりもボリュームが多いもの」「通常商品よりもボリュームが少ないもの」等、ボリューム感を選択できる場合があります。ただし、ボリュームをUPさせる場合は追加料金が必要となることもありますので、注意が必要です。
【他の方法は?】量が足りない場合はどうしたらいい?
- 主食をプラスする
- 汁物をプラスする
- 腹持ちの良い食品をプラスする
上記のようなことがオススメです。
宅配弁当は主食が付いていないことが多いため、主食をプラスするだけで一気に食事の満足度が高くなると考えられます。
宅配弁当にあわせる主食は、塩分が入っていない白飯がオススメ!
玄米や雑穀米などの食物繊維が豊富なものを白飯に混ぜて炊くことで、より満腹感を得られやすくなります。



白飯は、パンと比べて量が調節しやすいのも良いですね。
メニューによってボリューム感が違うこともあるため、「ちょっと物足りないかも?」と思う時に、すぐに食卓に出せるように、インスタントの汁物やレトルトの煮豆や総菜などを常備しておくと便利ですよ。
配達時間や受け取り方法に制限があることも
宅配弁当は「自宅まで届けてくれるから楽!」というイメージがありますが、実際に利用してみると意外な不便さに気が付くことも。その一つが、配達時間や受け取り方法に関する制限です。
不在時の対応について、しっかり確認しておきましょう!
例えば冷蔵タイプの宅配弁当は、当日配送が基本になっていることが多く、配達時間がある程度決まっているため、不在にしていると受け取ることができません。消費期限の問題等で再配達ができないケースもあるため、「せっかく注文したのに、食べられなかった」という事態も。
置き配が可能か、宅配ボックスに対応してもらえるか等、不在時の対応については事前にしっかり確認しておきましょう。



保冷剤つきの保冷ボックスで配達や、鍵付きの宅配ボックスを無料で貸し出ししてくれるサービスを行っている業者もありますよ。
冷凍便でも、受け取り曜日や時間に制限があることも
冷凍弁当のように、数食分まとめて配送されるタイプであれば、受け取り日時の自由度は高まります。
しかし冷凍便でも地域によっては、配達曜日や時間帯が限られていたり、そもそも配達対象外であったりする場合もあります。
便利!と思って宅配弁当を始めても、ライフスタイルや生活リズムに合わない場合は、かえってストレスを感じる原因となることも。



冷凍便は数食分まとめて届くため、注文した弁当が入るかどうか
冷凍庫の容量も事前に確認しておきましょう。
コストが高くなりやすい
栄養価やおいしさにこだわり、1食分ずつにセットされた宅配弁当は、1食400円程度~1,000円程度と正直すごく安いものではありません。追加で送料がかかる場合もあります。
宅配弁当とのコストの比較をするために、いくつかの調査で報告されている自炊や外食・中食の費用を以下の表にまとめました。
| 調査概要 | 調査結果 |
|---|---|
| 自炊費用に関する調査①※ (自宅での普段の夕食で実際にかけた費用) | 1人あたり平均626円 |
| 自炊費用に関する調査②※2 (一人暮らしの食生活に関するアンケート) | 自炊費用は、301~500円/回と回答した者が最も多かった |
| 外食・中食費用に関する調査※3 (平日の昼食で外食・中食を利用する場合、1回当たりの平均金額) | 「500円以上800円未満」(32.4%)が最も多く、次いで「800円以上1,000円未満」(25.7%)が多かった。 |
※ 外食に求める期待と予算についてのアンケート(株式会社リクルートライフスタイル)
※2 春から新生活!「一人暮らしの食生活に関する調査」(ゴーフード株式会社)
※3 令和2年度第6回インターネット都政モニターアンケート「都民の食習慣と外食・中食の利用状況」調査結果(東京都)
宅配弁当は中食※に相当します。外食や中食は、食材費に人件費や光熱費などの費用が上乗せされた料金となっているため、自炊よりも費用がかかってしまいます。
※中食:コンビニやスーパー等で弁当や総菜を購入したり、出前などを利用する等、家庭以外で調理された食品を持ち帰り、家で食べる食事のスタイル
しかし今までの自炊頻度が低く、外食や中食が多かった場合は、宅配弁当にすることで、食費は変わらない~逆に安くなるという可能性もあります。
ちなみに筆者も以前は仕事で帰宅が遅くなった時は外食や中食を利用しがちでした。仕事後に買い物に行くと、お腹がすいているからかお菓子やスイーツなどの余計なものまで買ってしまうことが多々ありましたが、宅配弁当を利用することで、余計な買い物が減ったので、食費はやや安くなったように思います。
まとめ:コスパを上げるコツは「完璧主義をやめること」


節約のために自炊を頑張ろうとしたものの、無理をすると逆にコスパが悪くなってしまうこともあります。
大切なのは、「完璧にやろう」と頑張りすぎず、自分に合ったスタイルを見つけることです。
便利食材を使ったり週末の作り置きなどで工夫することも良いですが、忙しい日や疲れているときは、宅配弁当の力を借りるのもひとつの手です。
「自炊か、外食か」ではなく、「自炊も、宅配も」うまく組み合わせて、自分にとって心地よく、続けられる食生活を選んでみてくださいね。
【参考文献】
・「#真実のレシピ」調査(旭化成ホームプロダクツ株式会社)
・外食に求める期待と予算についてのアンケート(株式会社リクルートライフスタイル)
・春から新生活!「一人暮らしの食生活に関する調査」(ゴーフード株式会社)
・令和2年度第6回インターネット都政モニターアンケート「都民の食習慣と外食・中食の利用状況」調査結果(東京都)

















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