食事は作業でしかない！食べることが苦手な方におすすめの解決法は？

食べることが大好きで、料理や食べ歩きが趣味、という方からすると、信じられないかもしれません。しかし食べることが苦手な方のなかには、「食事は作業でしかないし、カロリーを摂るために仕方なく食べているだけ」と考える方がいます。

食べることに前向きになれず、義務的に食べ物を口に運ぶ毎日…なかなかつらいですよね。ここでは、そんな悩みを解決できるとっておきの解決法を、たっぷりとご紹介していきます。

結論

食事が苦手な方におすすめの解決法

食事は作業でしかないと感じ、食べることが苦手な方は、自分がなかなか食が進まないことに悩み、良い解決法がないか、日々探っているのではないでしょうか。

「食欲をアップさせる方法」「食べる量が少なくても十分な栄養が摂れる方法」など…楽しく健康的な毎日を過ごすために、ぜひ知ってほしいです！

• よく食べる人と一緒に食事する
• TVや食事動画を見ながら食べる
• 食事の回数を増やす
• 栄養価の高い食品を選ぶ
• お肉から先に食べる
• 栄養バランスを重視するなら宅配弁当がおすすめ

よく食べる人と一緒に食事する

食べることが苦手で、食べ物に興味がないけれど、親しい人と楽しい雰囲気で食事をするのは好き…近年、このような傾向を持つ人が増えてきているようです。

この場合は「よく食べる人と一緒に食事をする」ことが、ひとつの解決法となります。

外食するとき、同行者が注文したメニューをおいしそうだと感じ、ついつられて、同じメニューを注文してしまうことがありますよね。これは、心理学の用語で「同調行動」と呼ばれるもので、人は他者の選択行動を参照する傾向があることを示すものです。

同行者の影響を受けることに、良い面、悪い面の両方があることは、事実です。しかし「食べることが苦手」な場合、「よく食べる」人と食事をすれば、食が進むという点で、大きなメリットがあります！

同行者と一緒に食事をする間に、その人を観察し、その人の食べるもの、または食べ方などに興味を持つことは、食欲増進の良いきっかけになると考えられます。

TVや食事動画を見ながら食べる

先ほど「食べるのは苦手だけれど、誰かと一緒にいれば食が進む」人向けの対策について、ご説明してきました。

要は、誰かと一緒に食事すればいいわけですが…ひとりで食事するときに、まったく食欲がわかないのでは、困ってしまいますね。

ひとりで食事をするときは「TVや食事動画を見ながら食べる」のが、おすすめです。

一般的にひとりで食事をするときには、誰かが話しているのを聞きながらのほうが、話し声がないときよりも、おいしく感じると言われています。「話し声」はTVから聞こえる話し声でも、大丈夫です。TVの「映像」より「話し声」の方が重要なので、無音でTVを見ないよう、注意してくださいね。

最近流行している「人が食事している動画」を見ながら食事するのも、おすすめです。

よって、食欲増進に一定の効果があるのではないかと思われます。

食事の回数を増やす

食事は作業でしかないと感じ、食べるのが苦手な方は、1日3食の食事のなかで、人が1日に活動するのに必要なカロリーや栄養を摂取できていない可能性が高いです。

十分なカロリー摂取・栄養補給のために「食事の回数を増やす」ことをおすすめします。

一口サイズのおにぎりを常に持参し、空腹を感じたらその都度食べる、という習慣をつけてみてはいかがでしょうか？

食べるのが苦手な方は、空腹を感じないわけではありません。お腹が空きすぎると、気持ち悪くなったりするのは、他の人と同じです。

空腹による気持ち悪さを簡単に解消するには、「炭水化物」を摂取するのが、即効性があり、おすすめです。「一口サイズのおにぎり」には、ファストフード店で手に入るジャンクフードより体に優しくヘルシーなので、間食の定番としては一押しですよ。

その他、昼食と夕食の間に、バナナ・クラッカー・ヨーグルトなどを食べる、寝る前に温かい牛乳を一杯飲む、などのやり方も、おすすめですよ。

栄養価の高い食品を選ぶ

食事は作業でしかないと感じ、食べることが苦手な人は、十分な栄養を摂れていない可能性があります。少量食べただけで食べるのが面倒になってしまう場合、少量でも栄養価の高い食品を摂る必要があります。

ちょっとした工夫で、日々の食事の栄養価をアップさせることができます。

お肉から先に食べる

食べるのが面倒で苦手な方は、食事の途中で食べるのをやめてしまうことが多く、栄養バランスが崩れてしまう可能性が高いです。

「ご飯・肉・野菜」のどれかひとつだけ食べ、あとは残してしまうという、栄養的には非常に問題がある食べ方。

では「ご飯・肉・野菜」の中でどれかひとつだけ食べる場合、どれを食べるのが、一番いいのでしょうか？結論を言うと「肉」です。

普段の食事では「お肉から先に食べる」よう、心がけてみてください。

お肉には、たんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質をしっかり摂取すると、低栄養を解消し、免疫力を高めることができます。

「お肉」はあまり好きではなく「お魚」が好き、という方もいるかもしれません。

しかし、たんぱく質を効率よく摂取するという点においては、お魚よりもお肉の方が優れています。というのも、同じ重量で比較した場合、お肉のほうが多くたんぱく質を含んでいるため、少量しか食べられない場合は、お肉を選択したほうが効果的なのです。

栄養バランスを重視するなら宅配弁当がおすすめ

食事は作業でしかないと感じ、食べることが苦手な方であっても、生きていくのに必要な栄養素はしっかりと摂取する必要があります。

とはいえ、食欲がないのに、日々、栄養バランスのことばかり考えてご飯を準備するのは、本当に大変。誰かが栄養バランスを考慮した食事を用意してくれないかな…と、ついつい、人に頼りたくなっちゃいますよね。

そんな方におすすめしたいのが、管理栄養士監修の「宅配弁当」です。

「宅配弁当」は自宅や職場などの指定した場所にお弁当を届けてくれるサービスで、「温めるだけで食べることができる」「後片付けが楽」と、食事作りを大幅に時短することが可能です。

冷凍で届く場合が多いので、長期保存が可能。電子レンジで加熱するだけで食べられるので、料理が苦手な人でも、簡単に食事を準備することができます。

「宅配弁当」は、1日3食「宅配弁当」だけを食べて暮らしても大丈夫なように、栄養バランスに配慮した献立で構成されています。

一般的に、自炊をすると、野菜の調理が面倒で野菜不足になりがちですが、「宅配弁当」でしたら野菜が豊富に使われているため、その点でも安心できますね。

食事は作業でしかない方の心理とは？

食事は作業でしかないと感じ、食べることが苦手な方の多くは、自分はちょっと変わり者で、他の方は皆、毎日おいしく食事ができているのだろうと考えています。

しかし近年、食べることを面倒に感じ、食事自体が苦手だという方が増えてきています。

自分以外の方は、なぜ、食事は作業でしかないと感じているのか？以下でわかりやすく説明していきます。

• 食事の時間がもったいない
• 食べるのが面倒
• おいしいと思わない
• 食にお金をかけたくない

食事の時間がもったいない

食事は作業でしかないと感じる方の多くは、「食事の時間がもったいない」と考えています。仕事や趣味に没頭していると、食べる時間も惜しいと思うようになります。

仕事が忙しすぎると、仕事をしながら、昼食や夕食を「ながら食い」するようになりますよね。これはとても危険で、「ながら食い」ばかりしていると、食事が単に空腹を満たすだけの作業だと感じるようになります。

あまりに忙しいと、食への興味を失い、食べることよりも自分の好きなことに時間を使いたいと考えるようになるものです。

こういった方に食に興味を持つよう促しても、なかなかうまくいかないでしょう。

食べるのが面倒

食事は作業でしかないと感じる方のなかには「食べることが面倒」だと考える方が少なくありません。

ひとり暮らしの方の場合、食事を用意することが面倒だと感じ、食べること自体も面倒だと感じるようになることが多いようです。

確かに、食事をするにあたり、献立を考えたり、食材の買い出しをしたり、料理をしたり、料理の後片付けをしたり…この一連の作業は、面倒に感じられますよね。おいしいものを食べたいという欲求が強くない場合は、なおさら、面倒に感じると思います。

食べるという行為自体が面倒だと思う方のなかには、咀嚼することすら省きたいという方もいるようです。

おいしいと思わない

食事は作業でしかないと感じる方のなかには「食事をおいしいと思わない」方がいます。

家庭でのしつけが厳しく、食卓でのマナーについて毎日叱責されていたため、食事のおいしさ・まずさを感じられなくなった、という方も多いよう。

コンビニ食を食べ続けた結果、同じような味ばかりで嫌になってしまい、それ以降、何を食べてもおいしいと思わなくなった、という方も増えてきています。

食にお金をかけたくない

食事は作業でしかないと感じる方のなかには「食にお金をかけたくない」と考える方がいます。食事にお金をかけるくらいなら他のことに使いたいという考え方です。

家族・友人・恋人が「食にお金をかけたい」と考える場合は、ちょっと困ったことになりますね。

家族旅行に行き、他の家族は、旅行先の名産のおいしいものを食べたいと思っていても、あなたは、コンビニで買ったものを部屋で食べればよい、と考えるわけですから、どちらも満足することは難しいです。

友人と食事に行くとき、友人が「せっかく久しぶりに会うのだから、5,000円のフランス料理を食べよう」と言った場合、あなたは、おそらく反対するでしょう。

「食にお金をかけたい」方のなかには、「一緒に食事をする人が自分の大切な人だから、より楽しい時間を過ごすために、お金をたくさん使いたい」という考え方の方がいます。そんな優しい気持ちを拒否するような態度をとったら、相手の方は、どれほど悲しむでしょうか？

身近な人と外食する場合は、ちょっと相手に合わせてみる臨機応変な対応も必要かもしれません。

食事は作業でしかないと考える理由は？

そんなふうに感じ、考える理由は、何なのでしょうか？もし理由がわかれば、解決法を見つけることができるかもしれません！

以下でわかりやすく解説していきますので、参考にしてみてくださいね。

• 食事をエネルギー補給ととらえている
• 厳しい家庭で育った
• 学校給食に嫌な思い出がある
• 満腹感が苦手
• 他人と食事するのが苦手

食事をエネルギー補給ととらえている

食事は作業でしかないと感じる理由のひとつは「食事をエネルギー補給ととらえている」ことです。食べることを楽しいとは感じていないんですね。

日々の食事について「空腹を満たせたらそれでいい」と考えているのです。お腹が空いたらとりあえず何か口に入れるのですが、それがパンだろうがお菓子だろうが何でもいいと思っています。

特に、今の大学生の多くは「食事をエネルギー補給ととらえている」ようです。

その理由のひとつは、学業やアルバイトで忙しく、食に意識を向ける余裕がないことです。

もうひとつの理由は、小学校から高校まで、しっかりとした食育・栄養教育を受けてきた世代だから、ということです。食育・栄養教育を受けてきたからこそ、食事を義務としてとらえてしまい、食べることを楽しめなくなっているのかもしれません。

厳しい家庭で育った

「厳しい家庭で育った」ことが理由で、食事は作業でしかないと感じるようになる方も多いようです。毎日3食、栄養バランスに配慮した食事が提供され、食べ残しや好き嫌いを厳しく禁止され続けた結果、食事の時間が嫌な時間になってしまったのです。

特に「食事のとき、早く食べるよう親から急かされた」という経験がある方は、食事は苦痛であり楽しくないものだと感じる傾向があるようです。

また、親が厳しい場合、子供は食事の最中、ずっと緊張していることになります。

食欲がわくには「空腹状態である(空腹中枢の優位)」「体がリラックスしている状態である(副交感神経が優位)」の2つの条件が必要です。

食が細いお子さんをお持ちの方は、なるべく、お子さんが緊張せずリラックスして食事できるよう、食卓での雰囲気作りを工夫してみてくださいね。

学校給食に嫌な思い出がある

学校での給食の時間は、食が細い子供にとっては、とてもつらい時間です。学校では「給食を完食するのは素晴らしいこと、完食できないのは良くないこと」という考え方を、子供たちに押しつけます。

しかし、胃腸の調子が慢性的に良くないため食が細い子供にとっては、完食を強要されるのは、地獄のようなつらさです。

そのため「学校給食に嫌な思い出がある」方は、大人になっても、食事は作業でしかないと感じる傾向が強いようです。

学校給食に関する独特のルールのなかでも、特に「完食できなかった子供を、休み時間めいっぱい食べることに強制的に専念させる」というルールが不評です。

このことは、子供同士の人間関係にも暗い影を落とします。友達から「あの子は、給食を完食できないダメな子」というレッテルを貼られてしまうのです。休み時間にいっさい遊べないと、それ以降、二度と友達の輪に入れてもらえない可能性もあります。

満腹感が苦手

食事は作業でしかないと感じる方のなかには「満腹感が苦手」だという悩みを抱えている方がいます。ほんの少ししか食べていなくても、満腹感で気持ち悪くなってしまう場合は、その時点で食事をやめなければなりません。

食事を終えたあとで満腹になって苦しい思いをするより、あまり食べないで済ますほうがいいのではないか、という考え方です。

主食のなかでは、「もち」が比較的消化が良く、腹持ちも良いことで知られています。腹持ちが良いといっても、短時間で消化されるため、満腹感も短時間で解消され、胃がもたれることもありません。

食事の摂り方を自分なりに考えて、不快感を軽減できるよう、工夫を凝らしてみてくださいね！

他人と食事するのが苦手

食事は作業でしかないと感じる方のなかには「他人と食事するのが苦手」なタイプの方がいます。この場合、ひとりで食べるときはリラックスして食事できるケースが多く、栄養面での問題は少ないと思われます。

しかし仕事をしていくにあたり、他人と食事することを避けるのは難しいので、かなりのストレスを抱えて生活していくことになります。

「人前での食事は気疲れして楽しくない」、だから、「食べること自体が面倒だ」、という発想になってしまうようです。

この場合、食べることに意識を集中しすぎると不安が増してしまうので、会話など他のことに意識を向けるようにするといいでしょう。

食べることが苦手なのは病気が原因？

食事は作業でしかないと感じ、食べることが苦手な場合、何か悪い病気にかかっているのではないか、と心配になること、ありますよね。

特に、友達はたくさんご飯を食べられるのに、自分は友達の1/5くらいしか食べられない…そういう経験をすると、どこか体に異常があるのではないかと不安になってしまいます。

ここでは、病院に行くべきかを判断するためのチェックポイントや、食欲不振の原因として考えられる病気について、わかりやすくご説明していきます。

• 食事が苦手な方は病院に行くべき？知っておきたいチェックポイント
• 食欲不振の原因として考えられる病気
• 制限食の種類が豊富な宅配弁当がおすすめ

食事が苦手な方は病院に行くべき？知っておきたいチェックポイント

食べることが苦手で食が細い方は、病気にかかっていることを疑い、すぐに病院に行ったほうがいいのでしょうか？

食事をしたあと、すぐお腹がいっぱいになってしまうというだけでしたら、あまり心配はいりません。しかし、何か体に症状が出ている場合は、すぐに病院に行ったほうがいいでしょう。

• みぞおちの焼けつくような痛み
• 食後の胃もたれ
• 胸やけ・げっぷ
• 吐き気
• だるさ・倦怠感

このような症状が出ている場合は、近日中に受診するようにしてください。

また「過去半年から1年の間に、ダイエットをしているわけではないのに5kg以上やせた」という場合、できるだけ早く、精密検査ができる病院に行くようにしてください。重大な病気が体重減少の原因となっている可能性があります。

行くべき病院は「胃腸内科・消化器内科」の病院です。近所に適切な病院がない場合は、内科の病院に行くようにしてくだい。

食欲不振の原因として考えられる病気

食欲不振の原因として考えられる主な5つの病気を紹介します。

制限食の種類が豊富な宅配弁当がおすすめ

食事が苦手でなかなか食が進まない原因が病気だった場合、普段の食事の内容に気を配らなければなりません。食事のせいで病状が悪化することがないよう、カロリーや塩分などを調整する必要があるのです。

忙しいなか、病状に配慮した食事を準備するのは、とても大変なことです！

調理の手間を省くために、自宅や職場などの指定した場所にお弁当を届けてくれる「宅配弁当」サービスの活用をおすすめします。

「宅配弁当」の多くは、管理栄養士が監修しています。病人食に特化してサービスを提供している「宅配弁当」会社もありますので、病気で困ったときのために、あらかじめチェックしておきたいところ。

病人食に特化してサービスを提供している「宅配弁当」会社では、病気により食事の栄養制限が必要な方のための「制限食」弁当を、バラエティ豊かに取り揃えており、病気で苦しむ人たちから高い支持を得ています。

まとめ：食事が苦手でもしっかり栄養を摂る必要がある

食事は作業でしかないと感じ、食べることが苦手な方にとって、1日に3回やってくる食事の時間は、苦痛でしかありません。

食事が嫌いなのに、栄養のことを考えなくてはならないだなんて、嫌になってしまいますよね。

この記事では、そんな悩みを解決できるとっておきの解決法を、たくさんご紹介してきました。

管理栄養士が監修した、栄養バランスが良く味も抜群のメニューの数々…ぜひ一度、試しに注文してみてはいかがでしょうか？

【参考文献】

1）食行動に対する意識の変化を目的とした心理教育の効果についての予備的検討 ―大学生を対象として― (淑徳大学大学院総合福祉研究科)

2）大学生における「食べることが好き」なことの特徴 ―愛食と過去の食経験および現在の心身の状態との関連 ― (東京未来大学保育・教職センター)

3）人の声を聞きながら食べると、一人の食事でもおいしく感じる (名古屋大学　研究成果発信サイト)

4）食行動を行動科学の側面から研究する (神戸松蔭女子学院短期大学生活科学科)

5）「食が細い」そんな集団が１年で体格・身長・食いっぷりが変化！ (Athlete Collection HP)

6）食べたい気持ちはあるのに食べられない…。どう対処する？（医療情報メディア medicommi）

7）食欲不振の症状が何日も続いているのは放置しないほうがいい？（医療情報メディア medicommi）

8）練習でヘトヘト→ご飯食べない“悪循環”断つには？　管理栄養士が教える効果的な「分食」法 (First-Pitch 野球育成解決サイト)

9）長生きしている高齢者は何を食べているか？ (公益財団法人　長寿科学振興財団HP)