アメリカセミナーレポート
最新のマーケット視察と情報交流

効率的に理解を深める視察セミナー
2024年11月に実施した今回は、5年ぶり22回目の開催(※2020~2023年はコロナウイルス流行により未開催)となり、視察都市をロサンゼルスに絞ることで、効率的に“コロナ後の進化する北米スーパーのリアル”を体感する機会となりました。
視察には、当社の加盟・未加盟を問わず、多くのSM・HC企業の皆様が参加。さらに、商品仕入れベンダーの方々や当社営業担当者も同行し、それぞれが自己啓発や研修の場として積極的に学びを深めました。
コロナ禍を経てオンライン(バーチャル)の存在感が益々高まる中で、オフライン(実店舗)が担う価値や意義も変化しています。
当セミナーのポイントは何といっても"リアルな情報"に接することへの価値です。現地の空気感、文化やスケールの違いなど、五感を通して得られる情報はネットの情報とは異なり、参加者独自の貴重な"実感した情報"となります。

また現地在住のコーディネーターによる解説や振り返りセミナー、参加者同士の交流も、当セミナーが支持されている理由の一つです。そこから得たヒントを持ち帰り、自社へ還元していくことが、参加者のキャリアアップにも繋がります。
2024年11月実施の主な視察店舗
  • Trader Joe‘s(商品の90%はプライベートブランド/責任者インタビュー実施)


  • Amazon Go(レジなし精算システム「ジャスト・ウォーク・アウト」体験)

  • Amazon Fresh(DashCart体験)

  • Lazy Acres(バックヤード見学/責任者インタビュー実施)

  • Walmart(カーブサイドピックアップ見学)

  • Mercado Gonzalez Northgate Market
    (メキシコ食料品を扱うSMチェーンの新コンセプト店/グローサラントの成功例)


参加者は、現地マネージャーへのインタビューや質疑応答も交え、最新の米国流通の実態を目に焼き付けました。

米国小売業のリアルを体感
今回強く感じたのは、米国が日本以上にパーソナリティを大切にしているということ。お客様はもちろん、従業員のモチベーションを上げるために、教育の充実を図り、働く楽しさを感じさせる工夫を企業ごとに行っており、スタッフが自社に誇りを持ちながら働いている姿が印象に残っています。

またAmazonの取り組みは成功しているとは言いがたいですが、「トライアンドエラー」を繰り返しながら、常にアップデートし続けるチャレンジ精神とともに、実験して成果がなければ、早急に見直しに着手(撤退)する決断力も見習うべきポイントです。
多文化社会だからこそ、多国籍の人種に対応した商品選びや店づくり、オーガニック市場の拡大など、米国小売業の柔軟性についても肌で感じることができました。
このような、多くの刺激に触れることができる“ブルーチップ アメリカ小売業視察セミナー”は、毎年秋に開催しています。興味がある方は下記までご連絡ください。

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